肩・首の痛み
肩・首の痛み
肩や首の痛みは、多くの方が一度は経験する身近な症状です。デスクワークやスマートフォンの使用が増えたことで、年齢に関わらずお悩みの方が増えています。
「肩が重だるい」「首がこって頭痛がする」「動かすと痛む」
そんな症状が長く続くと、仕事や家事、趣味にも影響してしまいます。気になる症状があれば、早めにご相談ください。
痛みの原因はさまざまですが、主に以下の3つが挙げられます。
1.生活習慣や姿勢の影響
長時間のパソコン作業やスマートフォン使用、猫背や巻き肩などの姿勢は、首や肩周囲の筋肉に負担をかけます。筋肉の緊張や血流低下により、痛みやこりが慢性化しやすくなります。
2.加齢による変化
加齢とともに、頚椎(首の骨)の椎間板や関節が変性しやすくなります。変形が進むと神経が刺激され、肩や腕の痛み、しびれ、脱力を引き起こすことがあります。
3.外傷や急な負担
スポーツでのけがや交通事故によるむち打ち、重い荷物を持ち上げた際などに筋肉や靭帯が損傷し、痛みが出ることがあります。軽度でも放置すると慢性化することがあります。
肩や首の痛みの裏側には、次のような病気が隠れている場合があります。
| 疾患名 | 特徴 |
|---|---|
| 凍結肩(五十肩) | 肩が上がりにくい、夜間痛がある。40~60代に多い |
| 肩関節周囲炎 | 肩周囲の炎症で痛みと動きの制限が出る総称 |
| 頚椎症性神経根症 | 神経圧迫により肩~腕の痛み、しびれ、握力低下が生じる |
| 頚椎椎間板ヘルニア | 椎間板が飛び出し神経を刺激。強い痛みやしびれが特徴 |
| 変形性頚椎症 | 加齢による変性で首の動きが悪くなり、進行で筋力低下も |
痛みの原因を丁寧に確認し、状態に合った検査を行います。
問診・診察
症状、生活習慣、姿勢などを確認します
レントゲン検査
骨や関節の状態を評価します
超音波(エコー)検査
腱・筋肉・神経・関節の状態を詳細に確認できます
神経学的検査
しびれや筋力低下の原因となる神経の状態を確認します
必要に応じて提携病院でMRI検査を行い、より詳しく評価します
当院では、原因をしっかり見極め、患者さんに合わせた治療を大切にしています。
症状や原因に合わせて、段階的に治療を行います。
保存療法
内服薬、湿布、安静、生活指導などで負担を軽減し回復を促します。
物理療法
超音波や電気治療、温熱療法などで痛みやこりを和らげます。
理学療法(リハビリ)
ストレッチや筋力トレーニング、姿勢や使い方の改善指導により、再発しにくい身体づくりを行います。
注射療法
痛みが強い場合には、関節内注射や神経ブロック注射を行うことがあります。
※当院では、超音波ガイド下で安全に配慮して施行します。
サイレントマニピュレーション
(凍結肩の治療)
投薬やリハビリで改善が乏しい凍結肩に対して行う治療です。頚椎神経根ブロックと併用し、肩の可動域改善を目指します。
※適応が限られますので、まずはご相談ください。
肩や首の痛みは、適切な治療で改善が期待できる症状です。「そのうち良くなる」と我慢せず、早めにご相談ください。患者さんの生活が少しでも楽になるよう、サポートいたします。
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